風や水で動く彫刻で世界的に知られる彫刻家・新宮 晋氏から贈られた看板に招かれた先に「大雅工房」はある。白い漆喰壁のゆったりとした空間のギャラリーには、バラエティに富んだ丹波焼が並ぶ。中でも目を引くのは、黒や茶色の土ものが伝統的とされている丹波焼とは趣きの異なる、青や黄色などポップでカラフルな色合いの
「TAIGA」シリーズ。
「使い手を意識しながら、使い勝手が良くて多くの人に使ってもらえるものを作りたい」との思いで、今の時代にあった丹波焼を考案されたそうだ。

「大雅工房」では、丹波焼をより多くの人に触れてほしいと、1日陶芸体験も実施している。手回しろくろを使用した
『手びねり』作品を作ることができ、湯呑みやコーヒーカップ、小鉢、お皿など好みの物を作れるので、興味のある方はお店に相談してみよう（4人以上のグループで要予約）世界でひとつだけ、オリジナルの丹波焼になるはずだ。
ショップに併設した木造り空間では、数々の賞を受賞されている陶芸家、
市野雅彦氏の作品が展示されている。立杭焼の魅力を深く知りたいという方は、後学の為に是非とも観賞されることをおすすめしたい。